看護学科の特色

 看護学科は、人間としての成長を基盤に、看護師に必要な基礎的知識と技術を修得し、看護師としてスタートラインにたてるよう3年間の学修プログラムを準備しています。

 2012年4月のスタートから、これまでに1期生から9期生が卒業し、看護師国家試験は高い合格率を維持し、就職率は100%を達成しています。これらの成果は、本学科が実施している学修・学生支援と先輩達の真摯な態度と努力によるものです。

ナイチンゲールと
ヴァージニアヘンダーソンの
看護論を基盤にカリキュラムを
構築しています。

「看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさを適切に保ち、食事を適切に選択し管理すること
ーこういったことのすべてを、患者の生命力の消耗を最小にするように整えることを意味すべきである。」
~フロレンス・ナイチンゲール 看護覚え書~

「看護婦の独自の機能は、健康、不健康を問わず各個人を手助けすることにある。どんな点で援助するかというと、健康生活、健康への回復(あるいはまた平和な死への道)、これらはもしその本人が必要なだけの強さと意思と知識とを兼ねそなえていれば、 人の手をかりなくともできることかもしれないが、とにかくそうしたことに寄与する活動が看護婦の仕事である。」
~ヴァージニア・ヘンダーソン 看護論~

3 Keyword 北海道看護専門学校の3つの特徴

01KEYWORD

看護師の育成

北海道の地域医療に貢献できる看護師の育成

地域指定推薦制度
看護師が不足している圏域の病院および高等学校と連携、協力し、将来貢献できる看護のリーダーを育成します。
道内各地における臨地実習の実施
3年次の臨地実習(病院や診療所などで実践的な臨床を学ぶ実習)では、道内各地の病院で地域医療の現状や中核的病院の役割を学び、北海道の医療と看護を踏まえた 自己の看護観を構築する機会を設けます。

02KEYWORD

姉妹校との連携

姉妹校「札幌青葉鍼灸柔整専門学校」「北海道歯科衛生士専門学校」との連携

東洋医学の視点を包含した総合医療
西洋医学だけでは解決できない複雑な健康課題に対して、姉妹校の「札幌青葉鍼灸柔整専門学校」の協力のもと東洋医療の視点を、特別講義を通して学びます。
「口腔ケア」の実践的展開
看護にとって重要なケアの一つである「口腔ケア」について、姉妹校の「北海道歯科衛生士専門学校」の協力を得て実践的な演習を行い学びます。

03KEYWORD

最新の設備

充実の施設と最新設備

臨床現場を想定した最新の実習設備
多様なニーズに応える看護師の育成・養成のため、現場に即した実習設備、学修意欲を高める学修環境を備えています。
明るく開放的な交流空間
豊かな人間性とコミュニケーション能力を養うため、 明るく開かれた交流空間を各階に設けています。

教育環境 他者への思いやりの心を育て、人間としての成長を促す
個別サポートによる教育環境。

思い描いている看護師像を
目指すために

看護師は人間の生命に関わる専門的な職業です。
健康な人から病気の人まで、生命の誕生から終末期にある人まで、
多くは人間として最もつらい時期におかれている人たちを手助けする職業です。

看護師として活躍するためには、専門的知識と技術を磨くことはもちろんですが、
他者への思いやりの心をもった人間性がとても重要です。

本校には、思い描いている
“素晴らしい”看護師像を目指して学修できる教育環境があります。

思い描いている看護師像を目指すために

基礎をつくる

看護師に必要な基礎力を育てるしくみ

“他者を尊重する心と行為”を毎日磨く習慣づけ
大切なことは、日常生活の中にあります。家族や友人、そして学校で出会う仲間とのコミュニケーションを通して、自身を見つめ、他者について考えられるよう、教職員が見本となり、気づきを促せるようにしています。
長所を伸ばし、短所に自ら気づくための個別サポート
学修への取り組み方等を一人ひとりの個人差に配慮しながら、担任だけでなく、全教員が協力して支援をします。時にはレポートを作成して、自分を見つめなおす機会をつくっています。

応用力を伸ばす

広い視野を持ち、実践力をつけるための“成長を助ける支援”

広い視野を持つ看護師になるためのトレーニング
国内、国外の社会に目を向け、自らの考えを持つことができるようにサポートします。災害や人災、健康や医療の身近な課題を、講義だけでなく行事などを通して学生の行動につながるように教員がサポートします。
臨地実習での経験を確実な学びに変える指導方法
直接保健医療の厳しい現場体験をする臨地実習では、学生の心理的サポートを大切にしながら、それぞれの対象者のケアを通して学修できるようにマンツーマンの関わりで導いていきます。